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「視聴率」-5

暇つぶしに携帯電話を取り出して何となくいじくっていると、

いきなり腕をつかまれて立ち上がらされて、

首に腕を回されてヘッドロックのように締め付けられて、

首筋に鋭いナイフのような物を突きつけられた。

そのまま、受付まで引きずるように連れて行かれ、

カウンターに押し付けられて身動き取れなくされてしまった。

「ありったけの金をカバンに詰めてよこせ」

と静かに受付の女性に告げると、

マサシの首筋のナイフを強調するように動かして見せた。

受付の女性は何が起こっているのか暫らくは判断がつかずに、

身動きできなかったが、

このような場合の対処についての教育も受けているのだろう、

或は自分の身に危険が及ぶ事は無いと瞬時に悟ったのだろう、

落ち着いて「はい」と答えると、ゆっくりと動き始めた。

まず、自分の机の下にある非常ボタンを押していた。

そして、上司らしき人物の方へ目をやり、

上司らしき人物が頷くのを見てから犯人に向き直り、

「ここには余りお金を置いていませんがどうしましょう」と犯人に尋ねる。

「とにかく今用意できるだけの金をかき集めろ」

犯人は少しあせり始めたのか、早口になっている。

「奥からも持ってこさせろよ」とさらに早口で言い募る。

受付の女性は、再び上司らしき人物の方に目をやり、指示を待つ。

上司らしき人物が、近くにいる行員に指示をして、現金を用意させようとする。

別室では非常ボタンからの警報で事件を知り、

監視カメラで受付の様子を伺いながら、

対応を検討するお偉いさん達がいた。

その中に、マサシを知る高橋氏も居て、

人質の男が四つ井銀行のライバル会社の人間である事を告げる。

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