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「何でも作れる」-9

当然強力な核シェルターをも、破壊する兵器の開発を進めるだろう。

実際に戦争を起こさなくても、強力な兵器で牽制し合う事で、

一般市民に恐怖を与え、

自分たちを守るものの存在を必要と感じさせて支配するだろう。

政治家達が考える兵器に対抗する方法を、速く考え出さなくては、

安心して生活の出来る本当に戦争の恐怖のない世界は訪れない。

私が発明した繊維により、自然災害の恐怖は殆んど無くなりつつあるというのに、

逆に戦争の恐怖が増えたのでは元も子もない事になってしまう。

会議の時間になった。

研究所でも秘密組織のメンバーは毎日のように会議を行なっている。

時間は前回の会議で決定し、

場所は持ち回りで各研究員の部屋を使って行なっている。

テレビ電話やメールを使えば、

わざわざ一箇所に集まる事無く話し合いが出来るのだが、

通信などの機器を使って会話すれば、

その情報を全て外部から見られてしまう可能性がある。

秘密裏に情報交換するベストの方法は、

直接あって自分達の耳と口で会話する事だ。

今日の会議は五十嵐研究員の研究室。

私の部屋の直ぐ隣だ。

私が五十嵐研究員の部屋に入って行った時、すでに他のメンバーはそろっていた。

今日の議長は部屋の主である五十嵐研究員で、

議題も主に部屋の主の研究内容についてである。

「谷原所長がお見えになりましたので、会議を始めたいと思います」

「それでは、五十嵐さんよろしくお願いします。

何か凄い兵器は思いつかれましたか」

「はい、もちろんです所長、ここに来ていろいろな情報に触れて、

私の想像力は刺激されっぱなしです」

「それは良かった、ではまず五十嵐さんの考えた兵器に付いて聞きましょう。

皆さんそれで良いですね。五十嵐よろしくお願いします」

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