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「永田町」-27

 一旦、自宅へと戻り、自宅のテレビでその後の状況を確認する。

 自衛隊は、自分たちが発射したミサイルが、

民間のマンションに命中したというのに知らん顔で攻撃方法を検討していた。

とりあえずそれでもミサイルは使えないことは理解してくれたみたいだった。

 戦車の砲弾であれば、砲弾自体の動力で飛ぶものではないから、

魔王に勝手に操縦されたりしないみたいだが、

威嚇射撃が当たらないのは当然として、本気で狙っても当たらないみたいだった。

だから、もっと接近してとか、一度に大量に放つとかの策を考えているらしかった。

 自衛隊の作戦が全てテレビで放映されるというのは、大丈夫なのだろうか。

 結局なんだかんだと作戦は立てたみたいだが、

夕暮れと共に本日の行動は終了する事になったみたいで、

テレビ画面では左端などに魔王の様子や、

臨時対策本部の様子が常時表示された状態で、通常番組が放送され始めた。

 僕は夕食の買出しに出かけて、少し遠出をして大型スーパーにまで足を運んだ。

いつ避難する事になっても良いように、

非常食や懐中電灯などの非常時用の備えを整える為だ。

 非常食だからと考えて、乾パンを買った。

懐中電灯と非常用の携帯電話のバッテリーなどを買い物カゴに入れて、

結局非常用に何を買えば良いのか他に思いつかなくて、

買ったのはその程度のものだった。

近所のコンビにでもそろえられそうなものだったから、

あまり遠出する意味が無かった。

それでももしかしたら割安だったかもと思い自分を慰めた。

 帰宅してから、食料として乾パンしか買わなかったことに、自分で驚いた。

家を出る時は食料を買おうと思っていたはずなのに、それが非常食になり、

大型スーパーへと足を向けさせて、結果大したものを買わなかったのは、

少し精神的に疲れているせいだと思う事にする。
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