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「永田町」-19

 支払を済ませてコンビニを出て、永田町の方向を眺め、

直接自分の目で見に行くべきかと迷うが、止めにして真直ぐにアパートへ戻った。

 テレビを見ながら買ってきたおにぎりと惣菜で食事をする。

食事が終わってもテレビを見続けて、

真夜中になってもほとんど動きが無いので、その日は眠りにつく事にした。


 翌朝、起きて直ぐにテレビをつけて、

いつも通りに顔を洗って大学へと出かける準備をする。

準備が終わったところでテレビの前に座り込み、

はたして今日大学の講義は行なわれるのだろうかと考えた。

 昨日の昼の事故が事実であれば、当然暫らくの間大学は休校になるだろう。

だが、僕の思い違い、勘違いだったなら、いつも通りに講義は行なわれるだろうから、

いつも通りに出かけなければならない。

 テレビでは、芸能ニュースなどの合間に、魔王の姿が映し出されていた。

魔王の存在がまったくの夢幻で無い事は分かる。

しかし、相変わらず死傷者の数も救助活動の様子も報じられていない。

 出掛けるべきかこのままニュースを見続けるべきか迷って、

テレビの前から動けないままで過ごしていた。

 午前9時をまわったところでやっと政府の臨時対策本部が出来上がり、

国民に向って声明が発表されるという情報が出た。

とりあえず政府の対策本部の声明を聞いてからだと考えた。

 午前10時になってようやく声明が発表になった。

その内容は断固魔王と戦うという趣旨のもので、具体的には今日午後3時ごろから、

陸上自衛隊の戦力で魔王への攻撃を開始するというものだった。

『政府の特務機関が複数回魔王に接触をはなりましたが、

魔王は薄気味悪く笑うだけでした。魔王に対して今日午後の攻撃前に立ち退きを要求。

その中で、退去の意思が無いと判断される場合は第一次の攻撃を仕掛ける事を、

魔王に対して提示するとしています』

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