fc2ブログ

「究極の兵器」-1/4

ここは、USO=オメリカ合県国の国防総省=ヘキサゴンの地下に作られた、

秘密諜報部=CIOの研究施設。

研究者たちが、究極兵器の完成を喜び合っていた。

「後は、実地の実験だけですね」

「今日の仮想実験は大成功だったんだから、実地で失敗するとは考えられないよ」

「明日からの実地実験が楽しみです」

「おいおい、もう実験なんて言い方しなくても、実使用という事でいいんじゃないか」

「でも、これで世の中から戦争を無くせるんですね」

「ああ、でも究極兵器である以上は使い方を間違うと、大戦争を引き起こす事にもなる、

使用する我々がよほどしっかりしていないとダメだ」

「そうですね、やはり使用に当たっては、大統領権限でと言うことになるのでしょうか」

「そこが問題だ、権力者と言うものは結局、権力を欲してしまう。

今の大統領は大丈夫でも、

将来の大統領に権力欲の強い者が現れる可能性があるならば、

何か手を考えておく必要はあるだろう」

「そうですね、今の我々は大丈夫でも、将来の人達まで大丈夫とは限らない。

なにか、歯止めとなる機能も考えておかなくては」

喜びながらも、健全な彼らは究極兵器の恐ろしさも理解していたから、

悪用される事が無いように、いろいろと策を考えていた。

USOの大統領は、超大国USAと違い戦争を嫌い、

出来れば軍隊も廃止したいと考えていた。

核兵器のような究極の兵器を所有すれば、

どの国も攻めて来られないなどと言うばかげた考えは

とっくの昔に捨てていたので、核兵器の類の研究は一切してこなかった。

その代わり、多くの軍事費と研究費を超究極兵器の開発に集中した。

究極兵器でも、核兵器などではテロ攻撃を防ぐ事は不可能だし、

使えもしない兵器として脅しにすらならない場合が多くて、

逆に所有する事自体にも危険を伴う厄介なものだ。

一方、USOの開発した究極兵器は、テロ攻撃に対してこそ効果的で、

しかもどんなに使用しても人は死なないし、怪我もしない上に、

先進諸国の識者からは、使ってもウソとしか思われないので、

使いたいだけ使うことが出来る。

USOの科学者たちが開発した、ウソのような究極兵器。



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

フリーエリア
カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
リンク
最新記事
カテゴリ
最新コメント
検索フォーム
QRコード
QRコード