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「私の勝手でしょ」-2

例えば、誰か人を雇って、息子を襲わせて、

命の危機に直面させて、それを先輩が助け出す。

出来そうだけれど、雇った人間をその後どう始末するかも考えなくてはならない。

或は、痴漢の冤罪で息子が捕まり、それを目撃者として先輩が助ける。

これでは、恩が小さすぎる。

崖から落ちそうになるとか、車に轢かれそうになるとかは、

物語の世界では良くあることだけれど、日常生活で転がっているような事件じゃない。

しかも、警察沙汰にされても困らないか、

警察沙汰にされないような事件か事故でなければ困る。

酒はどうだろうと思いつく。

酒で泥酔すると記憶がとぶと言う。

記憶が無い間に、何かをさせて、或はした事にして追い詰めて、それを先輩に助け出させる。

何か、上手く出来そうな気がし始めてきた。


明日都合よくサークルの合同コンパだし、迷って躊躇していては、話が先に進まない。

まず、催眠導入剤を母親に頼んで1錠分けてもらう。

先輩に連絡し、明日の夜いつでも出られるように待機していてもらう。

当日、朝から酔い止めの薬を飲み、体調を万全なものにする。

コンパが始まると、社長の息子には無理やり飲ませて、泥酔させると同時に、

始めてみる今後出会うことがなさそうな、他校の学生にターゲットを絞り、

同じく泥酔させる。

適当なところで2人を誘い出し、カラオケに誘う。

カラオケボックスには店内に防犯カメラが設置されているが、

カメラの死角が十分にある店を選んである。

社長の息子は私に惚れてるみたいだから、私の言う事なら素直に聞いてくれる。

他校の学生と一緒になら2次会でカラオケに行くと言うと、

息子も一緒に他校の学生を誘ってくれた。

上手い具合に3人でカラオケボックスに入ると、注文した飲み物に、

用意しておいた焼酎を継ぎ足して、2人をさらに酔わせて意識もうろうとさせ、

他校の学生に催眠導入剤を飲ませて完全に眠らせる。

防犯カメラの死角に連れて行き、手品のナイフを突き刺したように見せて、

血糊のケチャップを振り掛ける。

先輩をカラオケボックスに大至急呼び出し、

泥酔した社長の息子の手にもケチャップをかけ、

「止めて、これ以上刺しちゃダメ」と言ってすがりつく。

先輩が来たところで、状況を説明する。

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