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「真実はどこ」-1 

噂話などにどれほどの真実が含まれているものだろうか。

昔から火のない所に煙はたたないと言うが、

たぶんあまり創作する人が居なかった昔だから通用することわざだろう。

誰でも、沢山の物語を知っていて、物語を作る方法を知っている世の中では、

別に火などなくても、火種さえなくても、

何も無くても、煙どころか火そのものまで作り出せる。

そんな時代だから、噂に真実など必要ない。

必要なのは真実味だけであり、

面白みであり恨みねたみやっかみなどの負の力だったり、

前向きなウソや後ろ向きな言い訳や隠し事だ。

噂話という物語を作り出すにも、作り出すための原動力が必要だ。

人を楽しませたいと思い、ちょっとした物語を創作しても、

下手な作者の物語など誰も耳を傾けない。

だから、噂話にかたちを変えて真実であるかのように話すことで、人の興味をひきつける。

たとえそれによって傷つく人が居たとしても、

身近な人や少しでも大切に思う人でさえなければ気にしない。

作り話が噂の範囲内ならば、まだ許されるのかもしれない。

人を犯罪者に仕立て上げるような作り話では、

その冤罪の為に人生が狂い、冤罪を晴らす為に一人の人間が、

人生をかけて戦うはめになる事もある。

また、噂話をうっかり信じて、いじめだったり、嫌がらせしたり、

人を直接攻撃するような犯罪を犯す事もある。

ウソに基づく噂話が発端となって、

いじめに遭い自殺した子供の父親が、

自分の勤務する研究所の施設を使い、

いじめの元となったようなウソの噂を根絶する研究を秘密裏に行なっていた。

その研究者が勤務するのは、国立人工知能研究所。

先進国といわれながら、コンピューター技術の主要な部分を外国に押さえられ、

従来技術の踏襲では外国に高額のパテント料を支払う事になって、

自国企業が一向に儲からない。

そこで、従来技術と完全に隔絶したコンピューター技術の開発を進める為に

設立された研究所が、国立人工知能研究所だ。

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