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「かるーい物語」-2

今、現代、この近くに、若くて元気な若者と嫁が住んでいた。

若者はビル街に働きに、嫁は駅前に習い事に出かけた。

若者がオフィースで仕事に精を出していると、社長がやって来てお前は首だと言い渡した。

入社してまだ間もないとは言え、いきなり首にする社長に腹を立てた若者は、

労働局をネットで調べ、労働局総合労働相談コーナーを見つけて、

相談に出向く事にして会社を飛び出した。

一方嫁は、習い事の先生にセクハラを行為を受けて、

先生の顔を思いっきりひっぱたいて、駅前のビルを飛び出した。

駅前でばったり出会った、若者と嫁。

駅前の喫茶店に入り、お互いの状況を説明しあう二人。

それぞれにそれぞれの相手に文句を言ってやると言い、喫茶店を飛び出す二人。

ビル街のオフィースに駆け込み、社長を呼び出す嫁。

駅前の習い事スクールに飛び込み、先生を呼び出す若者。

呼び出された先生は、若者に叱責されて震え上がり、

お詫びにと言って嫁の資格証明書を発行した。

もう一言脅すと、若者にも同じ証明書を発行した。

オフィースで社長を呼び出した嫁は、自分たちが新婚で、

自分のおなかには赤ちゃんが宿っていて、今若者を首にするのは、

生まれてくる新しい命を路頭に迷わす事になると言って攻め立てた。

世間体やマスコミ報道を気にする社長は、

赤ん坊を路頭に迷わすというフレーズに震え上がった。

世間体が悪すぎると思った社長は、若者の首を直ぐに撤回した。

その日家に帰った若者と嫁は、互いの戦果を称えあい、結婚した事を喜んだ。

めでたしめでたし。



何か、かるーい物語になってしまった。

私ごときの才能は、こんなものと言うことか。

ムツミがいつの間にか私の後ろから、パソコンのモニターを読んでいた。

「私のアイデアを盗んでも、この程度の話しか書けないのね」

ドキッとして、がっかりした。

「いや、ちょっと続きを考えてみただけで、本気で書いたわけじゃないからね」

と言い訳をする。

私の文章を読んで批判してくれるのは、ムツミだけだけれど、

たまには褒めてくれないものかと思う。

ただ、おかげで変な夢を見ずに済んでいるのかもしれない。

ああ、自信と才能がほしい。

-END-

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