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「無重力機」-6

無重力機は元々空中浮遊も考えて作ったものだったから、

姿勢制御の機能は付いている。

姿勢制御の機能を利用して、正確な方向制御は可能だ。

そして、ネット上に彗星の軌道データーは開示されているから、

位置データーを正確に入力しさえすれば、

無重力機を彗星に向けて飛ばす事は可能だ。

計算してみた。

今の無重力機の質量と地球を飛び立ってから彗星に到達するまでの時間で

どの程度の速度まで加速できるのか。

そしてそれによって彗星が

どの程度軌道を変化させるのかを計算した結果、

十分に軌道を変えさせることが可能だった。

大気圏外に飛び出しても故障する事無く加速を続けられるように、

ある程度の補強が必要で、

その作業に数時間を要したが、

何とか彗星が衝突する50時間前に準備を終えた。

後は、地球の自転により丁度良い位置になるのを待って発射するだけだ。

発射して暫らくは地球に対する反重力で加速し、

地球から離れると太陽に対する反重力に向きを変え、

24時間後地球から約2500万km離れた場所で彗星に衝突する。

衝突すれば無重力機は木っ端微塵になってしまうだろう。

何しろ衝突時の彗星との相対速度は時速250万km以上になる予定だから。

そして数時間後に発射のときを向かえた。

地表からの発射の加速度は地球上での重力加速度と同じにした。

つまり、毎秒9.8m/sにした、空に向って落下する感じだ。

単純計算で100秒後に秒速1km、時速3600kmに達する。

大気圏外に出ると加速度を増し、

10倍の毎秒100m/sに上げる。

しかし、地球から離れると重力が弱まり反重力も弱まって加速度は小さくなる。

途中で太陽の反重力も使い加速度を維持しつつ彗星に向わせる。

結果は約24時間後にわかる。

世界中が騒いで政府だとか軍だとかに対策を迫るデモが起こるが、

デモなんて役に立ったためしが無いのに、

まして彗星に対して役に立つわけが無い。

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