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「スパイ」-1 

昔、子供の頃はスパイに憧れたものだ。

007ジェームスボンドとか、イリヤ何とかとか、

イギリスの情報局か何かのスパイだったはずだが、

どこかの国を守っているという感じには思っていなかった。

私が憧れたスパイは、人間的にどうこうと言うより、

秘密兵器を使いこなす事への憧れが強かったと思う。

だから、トランシーバーなんかの玩具は必死でねだって買ってもらったし、

青写真のピンホールカメラで必死で遊んでいた。

今の子供が見たら、ただのゴミにしか見えないような道具が、

かっこ良かった。

しかし、現実のスパイと言うものは、

たいしてかっこいい者ではなく、

むしろ人目に付かない事が大事だから、

平凡に見える者ほど優秀なスパイだっただろう。

日本でも昔はスパイが存在したが、

後世に伝わるのはかっこいい忍者の存在で、

本来のスパイとしての忍者は武器などほとんど使わない、

普通の商人などが多かったらしい。

商人として他国に入り、その国の人間と交流を深め、

さまざまな情報を集める。

現代のスパイも似たり寄ったりで、地味な活動をするのが基本。

私が現代の日本にもスパイが存在し、

活動していると聞かされたのは今から十数年前の、

バブル崩壊直前の事だった。

大学卒業を約半年後に控え、今では考えられないような、

楽で楽しい就職活動をして、

大企業から内定通知を受け取り、

その会社に入社すると決めて、

卒業まで何処で何をして遊んで暮らそうかと考えていた頃だった。

ある日、就職予定の大企業の人事担当者から会いたいと言って来た。

わざわざ、我が家の近くまで出向いてきてくれた人事担当者に、

結構横柄に対応していた自分が今では懐かしい。

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