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「ゲームのマ王」-6

周りを見回しても何も無かったのに、

いつの間にか豪邸が現れて、

立派な調度品に囲まれた部屋の中に居た。

これが僕の望む夢の豪邸だろうか。

豪邸の一室のふかふかの絨毯の上に立ち、周囲を見渡す。

ついさっきまで現実味の無いふわふわした感じだったものが、

急に現実味を帯びてしっかりとした質感が現れる。

もう、夢の中に居る感じではなく、現実の豪邸の中に居る。

なんだろう、夢がかなって豪邸の主人になったのだろうか。

「今からゲームスタートです。あなたの夢は何ですか」

困った、ゲームスタートと言われて、夢はなにと言われても、困ってしまう。

「では、あなたの夢を見つけましょう。彼があなたの最初の対戦相手です」

そう言われてから、彼って誰だと思い周りを見回すと、

彼は目の前に居た。

背格好体格とかは僕とほぼ同じに見える。

彼の方が少し見栄えが良いような気がするが、

頭は僕の方がよさそうな気がする。

対戦相手と言われたが、なにで対戦するのだろう。

そして、勝てばよいが負けた場合はどうなってしまうのだろう。

ルール説明ぐらいはしてもらえるのだろうか。

「それではゲームスタート」

残念ながらルール説明無しのようだ。

彼は僕に近づいてきて、

僕の手を取り「こちらへ」と言って歩き始めた。

僕はルールも何も分からないから、素直につき従った。

豪邸の一室から出ると、そこもまた大きな広間で、

贅沢な感じの家具が並び、壁には誰だか分からない人の肖像画が飾られている。

贅沢な室内の雰囲気に感心していると、

「ゲームは始まっていますよ、この豪邸を手に入れたいでしょう」

と彼が言う。

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