fc2ブログ

「おとぎの王様」-3

王様の力では滅ぼす事が出来ないほど知恵が付き強くなってしまいましたが、

王様はその事を認めたくはありませんでした。

一方姫は、王様が作り出した生き物なんか好きになるはずが無いと思ってましたから、

王様から気に入ったのをどれでも婿にして良いと言われても、

選ぶ気なんて端からありませんでした。

王様に問われると、

「まだまだ私にはふさわしく無いわ、もっと立派な生き物にならなくては駄目よ」

と言って相手にしませんでした。

姫は自分をとても優れていると思っていましたから、

そう簡単に自分にふさわしい者が生まれるはずが無いと思っていました。

もちろん姫は毎日退屈ですし、自分を褒めてくれる人もいませんから、

着飾っても何しても楽しくないので、本当に結婚相手が欲しいと思っていました。

やがて、王様は怖くなり始めました。

王様の国の軍隊は貧弱ですから、何しろ王様一人の軍隊ですから、

新しい生物が新しい兵器で攻めてきたら、

王様の国はひとたまりもない様に思えました。

もう婿なんてどうでも良いから、全て滅ぼしてしまおうと考え始めました。

ですが、遅すぎました。

すでに王様の力では滅んでくれなくなっていましたし、

もし無理に滅ぼそうなどとすれば、逆に王様が殺されてしまいそうです。

それに、姫の婿を見つけないと姫に何をされるか分かりません。

王様は考えました、自分が作ってしまった者たちを全て消し去る方法を、

一生懸命考えました。

そして、自分たちで争って自分たちで勝手に滅んでもらうのが良いと考えつきました。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

フリーエリア
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
リンク
最新記事
カテゴリ
最新コメント
検索フォーム
QRコード
QRコード