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「宇宙人のタイムトンネル」-11

「ユウキさん、なぜここに」

「もちろん、長瀬さんに会うため来たんですよ。時間旅行はいかがでした」

「いや、まだやっと未来に到着したばかりでよく分かりませんが」

「過去の方はどうでした」

「過去ですか、一応4000年前に行ったんですが、

森の中で特に何も昔らしいものは見ませんでしたが」

「ああ、そうですか、そりゃそうですよね」

そのとき、チャッチャラーンという音がどこから聞こえ、ユウキさんが例の看板を掲げた。

「えっえ、どういう事ですか」

「タイムトンネルだと信じてもらえたみたいですね。ドッキリ大成功」

「えっえーえっ」

ぼーっとする私の肩をたたきユウキは面白そうに笑う。

「ドッキリですよ長瀬さん、タイムトンネルなんてあるわけないじゃないですか、

4000年前になんか行ってませんよ」

「いや、それじゃあどこに行っていたんですか私は」

「あれは、タイムトンネルではなく、超高速動く歩道ですよ。

未開の孤島に行っていただけですよ」

「では、ここは現代のままなんですか、でも屋敷は古びてましたし、

町もずいぶん様変わりしてますが」

「ええ、現代ですよ。

ただ、長瀬さんが出発した時からすると50年ほど経っていますがね」

出発してから50年経っているという事は、

未来には来られたという事ではないか

「いや、それじゃあやはりタイムトンネル」

ユウキさんが私の言葉をさえぎる。

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