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「ゲームのマ王Ⅱ」-6

「じゃあ、まず好きな格好に着替えてよ、お金は何とかするからさ」

彼はそう言って姿を消した。

気が付くと元の自分の部屋の中にいた。

彼の姿もない。

直ぐにパシャマを普段着に着替えて、

もう一度パソコンのモニター画面をにらみつけた。

モニターには、変な草原の写真が映し出されているだけだった。

暫らくしても何も起こらない。

ゲームサイトを再度立ち上げ直してみるが、

最終的に変な草原の写真が表示されるだけだった。

なんだかものすごく疲れたような気がして、

珍しく夜なのにベッドにもぐり込んで眠った。

翌日は、昼前に目が覚めてしまった。

昼間は気温が上がるから、

パソコンの電源を入れていると廃熱で狭い部屋の中は蒸し暑くなる。

冷房の冷気は苦手だから、出来ればエアコンはONしたくないから、

じっと眠っているにかぎるのだが、

眠くないのに横になっているのは暑苦しいだけだ。

昨夜の事を思い出し、両親共に出かけているのを確認してシャワーを浴びて、

普段着に着替えてから、パソコンの電源を入れた。

パソコンのファンの音を聞くと気温が上昇したような気分になって、

仕方なくエアコンをONにする。

昨夜見たゲームサイトを探し、履歴をたどっているうちに、

気が付くと遊園地の前に立っていた。

昨日のかわいらしい男の子もそばに立っている。

「さあ、行きましょう」そう言うと彼はすたすたと歩いていく。

後を付いて行くと、入り口ゲートが見えてきて、

チケットを持たないままではどうにもならないと思っていたら、

ゲートの前で彼が手招きしていて、

その手にはチケットらしきものが握られていた。

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