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「ゲームのマ王Ⅱ」-9

「夢なんか無くったって、

普通観覧車に乗れば高いところからいろいろな景色が見れて、楽しめるものだろう」

「でも、ここは夢の国だから、夢で出来ている国だから、

夢が無ければ何も無い世界になってしまう。

でもね、もし本当に夢が無いのなら、

この遊園地そのものがなくなるはずなんだ。

この遊園地があるって事は、

君がまだ夢を持ちたいと思っている証拠なんだ」

「勿論、夢は持ちたいさ、持てるものならね。

でも、この世の中のむなしさに気付いたから、

存在する意味なんて無いと気付いたから、

夢を持とうと言う気持ちもうせてしまったのさ」

「本当に意味は無いのかな。

でも無いのなら作ればいいじゃないか。

夢も意味も自分で作るものだよ」

「分かってるさ、そんな事」つい言ってしまった。

何も分かっていないかもしれないのに、彼の言い方が癪に触ったから、

分かりきった事を言うなと言うつもりで、分かっているといってしまった。

「そうか、分かっていたのか、ならば話は早い。あなたの夢を作りましょう」

彼がそう言うと、観覧車まで姿を消してしまい、

何も無い空間に投げ出されてしまった。

ゲームの中の世界だった事を思い出す。

彼も消えてしまったのかと思ったら、目の前に現われて、

手をつかんでくるりと方向転換し、別の世界へと飛び始めた。

気が付くと何処かの学校のようだった。

「ここは、どこだろう」

「高校さ、勉強をするところ」

「勉強か、まあ何かになろうとすれば、

高校ぐらい出ておいた方がいいって言われたけど、

今は大検って言うのもあるから、無理に高校に行く必要は無いらしいよ」

 

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