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「ゲームのマ王Ⅱ」-11

数日後、母親から

「明日、高校の面接だから、朝早いから準備しておいてね」

といきなり言われた。

半分忘れかけていたからかなり驚いたけど、明日だけの事と思い我慢した。

翌日の面接は、難なく合格できたみたいで、

それからさらに数日たって、入学が認められたと知らせがあり、

夕食がちょっとしたお祝いメニューになった。

でもまだ自分の部屋で1人で食べたから、本当にお祝いなのか疑問だ。

不規則な生活を続けていたから、

スクーリングの為に土日だけ早起きするのは苦痛だった。

その苦痛を除けば通信制高校の勉強方法は割りと楽だった。

普通は、アルバイトしながらとか、

働きながら勉強する為のカリキュラムだから、

勉強するだけの身の上では、楽でなければおかしいだろう。

それに中学時代も自宅で勉強していたくらいだから、

自分に合っている事は確かだろう。

ただ良く分からないのは、

何時ゲームの世界から現実世界に戻ってきたのかだ。

願書を受け取りに行った時点では、

彼がいたのだからたぶんゲームの世界にいたのだと思う。

けれど今は現実の世界にいるはずだし、

良く分からないがその後ゲームサイトは見ていない。

高校二年になって生活も感情も落ち着いてきた頃、

親父がぼくを呼び出して、大学受験を目指さないかと言い出した。

家はそんなに金持ちじゃないけれど、

子供を1人大学に行かせるくらいは何とかなると言う。

そして、大学ならば出来るだけ良いところにいくべきだから、

今年から塾に通うか家庭教師に来てもらってはどうかと言う。

どちらも何となく気乗りはしなかったけれど、

今のままの勉強で大学受験は厳しい気がしたから、

なるたけ人と接触しなくて済みそうな家庭教師をお願いする事にした。

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