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「何でも作れる」-10

「はい、所長。

ではまず私から、私が考えた繊維を使った兵器の案を説明します」

五十嵐研究員は、ホワイトボードに奇妙な絵を書きながら説明を始めた。

「まず、一つ目ですが、私の絵ではかえって分かり難いかもしれませんが、

この部分が長さ数十キロの強靭な剣で、

この部分が剣を振り回すための動力です。

長さ数十kmの剣が超高速で振り回された場合、

剣の先端の速度は軽く音速を超えて、凄まじいエネルギーを持つことになります」

「ほう、しかし、強力なレーザーなどの方が有効な兵器になりそうに思いますが」

と田中研究員が突っ込みを入れた。

「非常に強力なレーザーでも途中の空気が塵や霧で曇っていれば、

僅か数キロ先でも攻撃が難しい。

それに、強力であっても一箇所にある程度以上の時間照射されなければ、

エネルギーを十分与えられないから、たいした破壊力を生み出せない事になります」

「なるほど」

と突っ込みを入れた田中研究員。

「この兵器であれば、強靭で細い繊維の刃を相手に叩き付けるので、

たいていの物がまっぷたつになってしまうでしょうし。

もちろん相手も繊維で応戦すれば良いですが、

相手に与える衝撃は凄まじいですし、

飛行機の類ならば叩き落されてしまうでしょう。

そして、もっと大型で強力なものを造れば、月でさえ真っ二つに出来てしまう。

いや、それどころか地球を真っ二つに出来てしまうでしょう」

「なるほど、繊維が強靭で強力だから、

確かに動力さえ作り出せれば凄い兵器になりそうですね」

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