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「恐竜君の人生」-6

次に生まれ変わるなら空に住みたいと願った。

僕の仲間たちもみんな同じ様に願っていたと思う。

大きすぎるのは、みんな飽き飽きしていた。

だから、みんな次は空だと思った。

生まれ変わるなら空に住む生き物になりたいと、みんなも願った。

いつの間にか僕の体は小さな生き物にかじられて、

沢山血を流し弱り果てていたらしい。

だんだん意識が遠ざかり、意識が無くなった。

気が付くと大空を飛び回る生き物になっていた。

仲間たちもみんな空を飛びまわっている。

身体は小さくなったけど、空には僕ら以外に生き物はいないから、

空に居る限りのんびりと生きていられる。

僕は空の生き物の生活が気に入ったから、

生まれ変わっても空を飛ぶ者になり続けたいと願った。

何度も生まれ変わり、だんだんと空の飛び方も上手くなった。

僕らが地上を明け渡したら、

地上には変な生き物があふれ出していた。

僕らと同じ様に二本足で歩くけど、空の飛べない種族だ。

彼らはやがて地上の殆んど征服し、

自分たちより大きな生き物も従わせるようになった。

地上はもはや彼らが支配する世界だった。

僕は考えた、僕らが明け渡した地上をもう一度支配できないか。

地上を支配する彼らを、僕らがさらに支配して、

食事や水を献上させれば、今よりももっと楽に生きる事が出来る。

空の仲間も増えすぎて、

せっかく空が飛べるのに食べ物を求めて海に戻る者や、

陸地を走り回る者が現れるようになっていた。

地上の支配者をさらに支配するそんな生き物になりたいと願った。

 

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