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「ゲームのマ王Ⅲ」―4

 再び噴水のある広場に戻り、

そこから景色の良い川の土手を目指して、親水公園を進んで行く。

親水公園の先端は、大きな川の土手につながっている。

土手の上へと登るコンクリートの階段があり、

周辺の家の屋根の高さほどの土手の上に登る事が出来る。

 夕焼けのオレンジ色の光がまぶしい。

完全に日が沈むにはまだ数十分の時間がありそうだ。

それでもまもなく、黄昏時の怪しい空間が生まれる出るだろう。

街灯には明かりが燈り始め、

真夜中よりも明るいはずなのに、

もっとも物が見えにくい時間。

 こちらから見え難いという事は、周りからもこちらが見え難いと言う事。

ぶらぶらと歩き回っても変な目で見られ難い様に思うから、

何か安心できる。

 土手の上をずーと進み、適度に運動したと思うところで折り返す。

 帰宅するとすでに夕食の用意が整っていた。

母親は一緒に食べたいらしいが、

こんな歳になってまともに働けないで居る自分は、

自分としても恥ずかしく感じるから、

家族団らんというものに参加するのが恥ずかしい。

だから、夕食は1人分だけお盆に載せてもらって、

自分の部屋に運び込んで一人で食べる。

 小さなテレビの画面を眺めながら、箸を進める。

少しは運動したのだから、少しは食欲がわいている。

昼飯のときよりは食事が嫌ではない。

それでもぽつぽつと口に運び、休み休み食べていると、

一時間ぐらい掛かってしまう。

 食べ終わった食器の載ったお盆を、キッチンにもって行く。

部屋に戻りぼんやりとテレビを眺めて食休みする。

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